YAMATA 開発ストーリー

YAMATA 開発ストーリー

YAMATA DEVELOPMENT STORY

平素よりNUXDIをご愛顧いただき誠にありがとうございます。YAMATA NOROSHI誕生までの開発ストーリーを皆さんに知っていただくことで、より製品を味わっていただけるのではないかと思いペンをとりました。キャンプ場でのくつろぎのひと時にお読みいただければ幸いです。

 

2022年5月にデビューした我々は、このアウトドアブームでのブランドとしては後発だと自負しています。すでに沢山の便利で素敵なアウトドアギアがあり、その市場で手にとっていただくには、これまでにない唯一無二の製品でなくてはならないと考えスタートしました。

NUXDIというブランド名は、現状のシーンを「新たなスタイルが生まれる時代」と捉え「革新の狭間」というこのシーンを表す造語にしました。


そんなNUXDI1stプロダクトは、この市場で存在感を示せるものとして「蚊取り線香台」に決めました。キャンプギアとしては非常にニッチですし、枝やペグでも代用可能とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、選択肢が少ない分、アップデートの余地があると考えました。

 

他のギアより独特の存在感を放つ「蚊取り線香台」

その昔、お線香のように蚊取り線香は縦に1本だったようです(58cmぐらいだとか)。ええ、そりゃ倒れます。転倒して火事になることが多かったことから、蛇のトグロより着想を得て今の形になったそうです。結果、リスク軽減を実現しながら燃焼時間も伸びたそうです。まさに革新です。

 裏話)製品名の「ヤマタノロシ」のイントネーションは、この蛇の頭を持つ「ヤマタノオロチ」から取ってます。


昔から、各家庭の玄関や縁側、庭などに置かれ使われてきた蚊取り線香は、蚊除けにとどまらず日本人の生活と情緒を感じることができる唯一無二の製品ではないでしょうか。

この昔から変わらず親しまれてきた蚊取り線香のイメージをいかに今のキャンプシーンにマッチさせ、どのようにアップデートするのか、この点が課題でした。

 

 

「和」と「曲線」

眺めるうちに、大きなポイントは「和」と「曲線」の2つで構成されているように理解しました。

まずは見た目のこのぐるぐるとした「丸」。丸という形は柔らかくポップな印象を受けます。

そこで、YAMATAの羽根(直線と角)でこの丸を覆い隠すことで、視覚に入る曲線的要素を半分以上減らし、デザインを少しシャープに落ち着かせました。あまり覆いすぎると煙が広がらないので、その点を注意しながら羽根には煙の形をモチーフにした穴を開け、和と相対するようなシャープで洗練されたデザインに仕上げました。

機能を考えながらも見た目との絶妙なバランスを実現できたかと思います。

 

追加部品なし 

次に使い勝手です。キャンプ場で地面に置いて使われることが多いため、地面から少しだけ高さのあるスタンド型にしたいと考えました。  

部品を組み合わせることでスタンド型になるものではなく、部品なしで変形するタイプを目指しました。キャンプ場など屋外で部品が多いのは面倒ですし、部品紛失の危険性もあるため、「追加部品なし」にこだわりデザインを練りました。最終的に、羽根が270度折り曲がりそのまま脚になるというアイデアを思いつきました。脚を使用した時の蚊取り線香台の高さは、一般的なLEDライトが入る高さに。ライトを付ければランタンシェードを兼ねますし、夜は転倒防止にもなります。

羽根の折り曲がり部位の機構は、最初は蝶番を採用していましたが、羽根を好きな位置に留めることができればユーザーが好きなフォルムを自由に作れ楽しめると再考することにしました。

その後の会議では、リベットが候補に上がりましたが、脚の保持力がコントロールできないし復活させれないとユーザーが困るということで、ネジとナットでの締め付けを採用。将来的に羽根の着せ替え構想もあったので合理的な選択でした。

また、ネジひとつにもこだわり、羽根のネジはM3を使用。脚の部分は表面をフラットに見せられるようM2という小さなネジを採用しました。実際にM2が接する面積は非常に小さく、おそらくM2を可動部分で使っている製品は少ないと思います。

そこで、挟み込むワッシャーとナットをありとあらゆるパターンで試験し、最も脚の保持力が維持できる状態を検証しました。

今回オンラインショップに並んでいるYAMATANXD-NU08-1A)はさらに脚の保持力が維持できる状態に成功した改良版です。

改良についてこちら

 

最後まで譲れない色

素材は、風でも転倒しないようあえて鉄を採用し、重量感を持たせることで安定して置くことができるようにしました。ステンを使ってはどうかという意見も出ましたが、表面が光沢感が出てしまうとデザインとして派手過ぎると考え、マットブラックのカラーは最後まで譲れませんでした。本来ステンを使えば五徳などしても使えたかもしれません。

 

 

実は初期構想はここまででした。

 

オールシーズン対応

ヤマタノロシは、蚊取り線香台としてデザイン・機能をアップデートさせた製品に仕上がったのではないかとユーザーに意見を聞くことにしました。

「カッコイイ、ギミックが良い」と評価をいただく一方で、「オールシーズン使えるギアではない」という意見が耳に残りました。

見た目や機能だけでなく「蚊取り線香台は夏のモノ」この当たり前の概念をアップデートさせることこそ、NUXDIがやるべきことなのではないかと思うに至りました。

虫がいないのに蚊取り線香がオールシーズン対応?考えれば考えるほど今のプロダクトが中途半端になりそうで、虫のシーズンが始まる前にこのまま出すか、挑戦するか非常に悩みました。

 

変形と合体

悩んだ私は、山へ…。

自然の中で考えを巡らすことが好きです。どんな人でも、自然に触れ自然の中で過ごすことで、童心に帰ることができるのではないでしょうか。私は少年時代の気持ちを取り戻していました。そんな少年の心を躍らせる要素は、、

ん、、変形と合体? 

それまでは蚊取り線香を焚くイメージばかりをしていましたが、変形や合体を組み合わせた製品がふと浮かびました。

キャンパーの皆さんがニヤニヤしながらYAMATAを触っているシーンを頭にイメージできたのです。

それまでの開発会議の中でも、蚊取り線香台にネジ穴をあけることで他製品と合体ができると良いという案はありましたが、具体的なアイディアに至らずにいました。そんな中で点と点がつながった瞬間でした。

ユーザーが興奮する瞬間、それは、蚊取り線香の使用時ではなく、変形や合体といった自分オリジナルの形、使用方法を見つけた時だと悟りました。こうして、カメラネジを使い「変形合体」というキーワードが加わりました。

 



YAMATAとNOROSHI

ここまでの開発では、蚊やり部分は溶接での取り付けで進んでいましたが、真ん中に穴を開けたいとエンジニアチームに要望しました。

コストと納期とユーザビリティを悩みに悩んで、現状の「NOROSHI(蚊取り線香スタンド)」と呼ばれるオリジナルの部品が出来上がりました。

 YAMATA NOROSHI」はここで「YAMATANOROSHI」に概念が分かれ、1stプロダクト「YAMATA」が完成します。

我々は最後にアップデートされた蚊取り線香台に、唯一無二の存在として「アウトドアデバイス」というジャンルと「スモークバーナー」というキャッチを付けました。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます

NUXDIのメインプロダクトラインは、八岐の八から取って08からスタートしています。(狼煙を上げる)


次は07と、どんどんカウントダウンしていくストーリーとなっています。そして、08と07は合体を構想しています。(他のも全部合体させたい)

次の07では、どんなプロダクトなのか? 06はどうなるのか?

想像しながら、このカウントダウンストーリーを製品と共に楽しんでいただけたら幸いです。

NUXDIのメインプロダクトラインは全てにこだわりと情熱を込め、唯一無二のプロダクトを生み続けたいと考えています。この開発ストーリーや背景を知っていただいた上で動画を見ていただけたら…。ちょっと違った角度や目線で見えてくるものがあると信じています。

今後ともNUXDI、そしてYAMATAをよろしくお願いいたします。

  

 

 

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