NEW LAUNCH / DEV.LOG - {node} 2.0
自然界に、全く同じ形の岩が存在しないように。
光の輪郭もまた、その瞬間のフィールドに合わせて最適化されるべきである。
MIYABIを自然の風景へと溶け込ませるカスタムパーツ {node} が、バージョン2.0へとアップデートを果たしました。
岩肌を模したデジタルテクスチャと、デジタルファブリケーションで残す意匠という外観のアイデンティティはそのままに、従来の単一構造から、上下分割構造へと設計を変更しています。
本日は、開発から完成に至るまでの経緯を振り返りながら、 {node2}についてご紹介したいと思います。

結節点としての「node」
私たちは製品名に強いこだわりを持っています。
{node}とは、網の目における「結び目」や、茎の「節(ふし)」、あるいはネットワークにおける「中継点」を意味する言葉です。
自然というカオス(混沌)と、LEDライトというデジタル(秩序)。
この相反する二つの要素を繋ぎ合わせる「結節点」でありたい。そんな願いを込めて、初代モデルを開発しました。

単一構造の {node} 初代モデル
多くの反響をいただいた初代ですが、私たちはそこで立ち止まることを良しとしませんでした。
「光をもっと自由に操れないか?」
その問いが、今回のアップデートの出発点でした。

Architect Your Light.
私の頭に浮かんだのは、岩場に置かれた光が、環境に合わせてその姿を変えていくイメージ。単一の塊(ソリッド)として完成されていた初代の構造を、あえて上下に「分割」すること。
完成されたものを壊すことには勇気が必要でしたが、この「上下分割構造」こそが、私たちが求めていた拡張性の答えでした。

単一造形だったシルエットは、分割されたパーツの組み合わせによって、ユーザー自身の手で再構築が可能に。
トップとボトムの組み合わせを変えることで、光の重心を操作し、影の落ち方さえもコントロールする。光の指向性とシルエットを、その場の空気に合わせて最適化するような感覚で遊べるようになりました。

The Horizon Line.
開発中、最も議論を重ねたのが、分割された上下のパーツの間に生まれる「隙間(インターフェイス)」の扱いです。間から光が漏れるスリットとしてだけでも、満足のいくものに仕上げましたが、よりユーザーの皆様がカスタムできる余白として活用できないか?と。
そこで私たちは、この隙間を「異素材を受け入れるための場所」として定義し直しました。
ここで登場するのが、オプションとして用意したプレート「 {node2}DEFINING PLATE」です。

{node2} DEFINING PLATE Aluminium
{node2} MAT BLACK × DEFINING PLATE
Aluminium
エッジの効いた金属プレートを挟むことで、表情が一変。
{node2} の表面は、自然界の岩肌のように不規則で有機的な起伏を持っています。そのランダムな造形を、無機質なメタルプレートの鋭い直線が分断する。この視覚的なコントラストが、自然物の中に工業製品の規律を与え、唯一無二の質感を生み出します。

{node2} MAT BLACK × DEFINING PLATE Aluminium

{node2} GREY × DEFINING PLATE Aluminium
完成してみると非常にシンプルな積層構造ですが、3Dプリンターが生み出す「不規則な自然の造形」と、プレートの「完全な平面」を違和感なく共存させるための調整には、多くの時間を費やしました。
以外にも、アクリルなど他素材のプレートを現在開発中です。

Digital / Craft.
{node2} を作るにあたって大切にしたのは、「デジタルならではの痕跡」と「アナログな手触り」のバランスです。
デジタルデータから生成された積層痕をあえて意匠として残しつつ、最終工程は一つひとつ職人の手作業で仕上げることで、工業的な均一さを排除し、量産品にはない独特の手触りを実現しました。
自然の岩が風雨で削られていくように。使い込むほどに生まれる傷さえも、愛おしく感じられるような質感を目指しています。

最後に
先日開催された「Beyond the Ridge in Osaka」にて先行販売させていただきましたが、いよいよオンラインでの販売も開始いたします。
手仕事での仕上げとなるため、生産数には限りがあり、入荷は不定期となってしまいますが、ぜひあなたの手で光を「再構築」する楽しさを味わっていただければ幸いです。
>> {node2} の購入はこちらから